2024.05.13
がんの早期発見と予防につなげる「マイシグナル・シリーズ」を提供するCraif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、全国のがん経験者を対象に「がんに対する意識調査」を実施し、700名から回答を得ました。
【調査結果概要】
・約半数が、定期的にがん検診を受けていなかったと回答
・がんと発覚する前、がん検診を定期的に受けていなかった理由、1位「面倒」2位「いつでも受診できる」3位「経済的に負担」
・がん経験者の半数以上ががんと発覚するまでは自分とはほど遠い病気だと思っていたと回答
・がんになる前に特に知っておきたかった知識は「早期発見の重要性」
・がん経験者の約6割が、もっと頻繁に検診を受けておけばよかったと後悔
・積極的に検診を受けるための条件トップ3、「経済的に優しい」「高精度」「手間がかからない」
【調査結果詳細】
◼️約半数が、定期的にがん検診を受けていなかったと回答
がんと発覚する前のがん検診の受診頻度を尋ねたところ、「受診したことがない」方が約4割いることがわかりました。さらに、「数年に一度程度」「数回程度」「一度だけ」と、がん検診が定期的な習慣となっていない層も含めると、合わせて約半数が定期的にがん検診を受けていなかったことがわかりました(n=700)。
◼️がんと発覚する前、がん検診を定期的に受けていなかった理由、1位「面倒」2位「いつでも受診できる」3位「経済的に負担」
がん検診を定期的に受けていなかった理由を尋ねたところ、「面倒だから」が26.3%と最も多く、「いつでも医療機関を受診できるから」が16.9%、「経済的に負担になるから」が15.0%と続きました(n=373)。
◼️がん経験者の6割以上は、がんと発覚するまでがんに対する不安なし
がんと発覚する前の、がんに対する意識を尋ねたところ、不安を感じていなかった人が6割以上いることがわかりました(n=700)。
◼️がん経験者の半数以上が、がんと発覚するまでは自分とはほど遠い病気だと思っていたと回答
がんと発覚する前、がんに対しての不安がなかった理由を尋ねたところ、「自分とはほど遠い病気だと思っていた」が52.6%と最も多く、「健康に自信があった」が33.7%、「まだ若いから」が15.5%と続き、がんが身近な病気であるにもかかわらず、自分ごと化できていない状況であったことがわかりました。(n=439がんに対して不安がなかったと回答した方)。
◼️今思うと、がんになる前に絶対に知っておきたかったことは「早期発見の重要性」
がんと発覚する前に、がんについてどのくらい知っておきたかったか尋ねたところ、絶対に知っておくべき項目として、「早期発見することで助かる可能性が高いこと」が46.1%と最も多く、「定期的な検査が早期発見のために重要なこと」が44.1%、「早期発見できると治療の身体的な負担が小さいこと」が44.0%と続き、多くの方ががんと発覚する前に早期発見の重要性を知識として身につけておきたかったと感じていることがわかりました(n=700)。
◼️がん経験者の約6割がもっと頻繁に検診を受けておけばよかったと後悔
もっと頻繁に検診を受けておくべきだったと思うか尋ねたところ、「非常にそう思う」「ややそう思う」が合わせて57.2%で、約6割がもっと頻繁に検診を受けておけばよかったと後悔していることがわかりました(n=700)。
◼️<がんになってから後悔したこと・当時を振り返ると変えたいと思う習慣や意識/一部抜粋>
(定期的に検査を受けなかった)
・定期検診を受けていれば、手術も簡単で、体への負担も少なくて済んだのにと後悔した
・在職中は定期的に人間ドックを受診していたのに、退職から約4年間、受診しなかったこと
(生活習慣に気をつけるべきだった)
・健康に自信があり、睡眠不足や暴飲暴食を平気でしていたこと
・過度なストレスはガンの発症リスクが高いと思うので、心の健康にも配慮が大事だった
(体に異変があっても病院に行かなかった)
・自覚症状があってからすぐに病院に行けばよかった
・なんとなく自覚症状があるときに直ぐ病院にいけばよかった
(特に後悔していない)
・定期的に検査していての早期発見だったので、後悔とか変えたい習慣や意識はない
・すい臓がんは身体の不調が出ないため発見が遅れるとの事で、定期健診にて発見されたのはラッキーな事だった
◼️積極的に検査を受けるための条件トップ3、「経済的に優しい」「高精度」「手間がかからない」
どのような検診であれば、もっと積極的に受けていたかを尋ねたところ、「経済的にやさしい検査」が55.0%と最も多く、「精度が高い検査」が50.7%、「手間がかからない検査」が48.9%と続きました(n=700)。
◼️Craif株式会社 代表取締役CEO 小野瀨 隆一 コメント
日本では高齢化が進み、2人に1人ががんに罹患する時代といわれています。この現実を前に、私たち一人一人が意識的にがん対策に取り組むことが必須です。がんは早期に発見すれば、多くの場合予後が向上します。そのため、がん検診を定期的に受診することが大切です。
今回の調査結果から、がん経験者の方々はがんになる前のご自身に対して、定期的ながん検診への意識づけをもっと高めるべきだったと感じていることが印象的でした。しかし、がんの経験者だけではなく、がん検診の受診率が約40%程度(*1)ということからも、多くの方々ががんへの意識が低く、検診を後回しにしてしまっている状況であることがわかります。人によってそれぞれですが、がんの意識が高まるタイミングでまずは気軽にがん検診を受けてみることが大切だと考えます。
Craifは、身体的・時間的負担が少ない手軽に受けられるがんリスク検査「マイシグナル・シリーズ」の普及を通して、一人でも多くの方々にがんに向き合う「きっかけ」を作り、予防や早期発見に積極的に取り組む具体的な行動=「がん活」を広げていきたいと考えています。我々はこれからもがん検診やがんに対する正しい知識の普及など、「がん活」に対する啓発活動を続けてまいります。
*1.厚生労働省 令和元年第28回がん検診のあり方に関する検討会
◼️【調査概要】
調査名称:がん経験者のがんに対する意識調査
調査機関:楽天インサイト
調査対象:がん経験者(膵臓がん/肺がん/胃がん/大腸がん/食道がん/乳がん/卵巣がん)
調査方法: Webアンケート
調査日:2024年4月4日〜2024年4月5日
有効回答数:700件(各がん種100件ずつ)
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります
※調査結果の引用時のお願い
本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「Craifの調査によると」「Craif調べ」など
◼️「マイシグナル®︎シリーズ」について
「マイシグナル・シリーズ」は、早期発見と予防につなげる、がんリスク検査です。このシリーズは早期発見領域のマイクロRNA×AIでがんリスクを高精度に評価する「マイシグナル・スキャン」と、より手軽にがんリスクを評価する「マイシグナル・ライト」、予防領域のがんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」で構成されています。どの検査も尿やだ液を採取するだけで、体に負担なく検査することが可能です。
まず、遺伝的に何のがんができやすいかの体質を知り、個々のリスクに応じた予防のための行動を提案。さらに、今すぐに対処すべきがんがないか、定期的な検査を通じて、早期発見につなげる。それが、「マイシグナル・シリーズの包括的ながん対策です。「マイシグナル・スキャン」「マイシグナル・ナビ」の対応がん種は、すい臓がん、大腸がん、胃がん、食道がん、肺がん、乳がん、卵巣がんの7種です。詳細はWebサイト(https://misignal.jp/)をご覧ください。
◼️Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
◼️代表取締役CEO小野瀬 隆一 プロフィール
1991年生まれ。幼少期をインドネシアと米国で過ごし、早稲田大学国際教養学部在籍時にカナダのマギル大学に交換留学。卒業後は三菱商事に入社し、米国からシェールガスを日本に輸入するLNG船事業に従事。2016年にはサイドビジネスで民泊会社を創業。2018年に三菱商事を退社し、同年Craif株式会社を創業。がんとの戦争に終止符を打つことをミッションに、生体分子の網羅的解析でがん医療の改革を目指す。2021年Forbes Asiaより「アジアを代表する30歳未満」に選出。
◼️会社概要
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」、手軽ながんリスク検査「マイシグナル・ライト」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
URL:https://craif.com/