2019.10.02
Icaria株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:小野瀨 隆一、以下Icaria)は、新たに水沼 未雅が最高執行責任者(Chief Operating Officer、以下COO)に就任したことをお知らせいたします。
Icariaは、名古屋大学発ベンチャーとして日本が誇る素材力を用いて生体分子を捕捉し、AI(人工知能)を組み合わせて医療に応用することで、わずか一滴の尿から、高精度でがんを早期発見する検査を開発しています。我々は、酸化亜鉛ナノワイヤを用いた独自のデバイスを開発し、尿からエクソソームを高効率に捕捉できる技術を有しています。エクソソーム中には、核酸やタンパク質など豊富な生体情報を含んでおり、そのうち疾患の発症や悪性化に深く関与している生体分子であるmiRNAを1,300種類以上検出することに成功しています。この発現パターンを機械学習で解析することで、高精度ながん検出アルゴリズムを生成し、その実用化を目指しています。 こうしたIcariaの動きを更に加速していくため、水沼がCOOとして就任いたしました。水沼は、薬理学分野で博士号を取得後、医薬品メーカー、戦略コンサルティングファーム、スタートアップ経営の経験があり、サイエンスとビジネスの両側面において豊富な経験があります。 水沼の参画により、Icariaはさらなる経営体制の強化に取り組みます。