2024.08.01
がんの予防から早期発見につながる手軽な検査「マイシグナル・シリーズ」を提供するCraif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、一般社団法人社会実装推進センター(以下、略称 JISSUI)主催の「令和5年度 共同講座創造支援事業費補助金」に採択されました。
この補助金は、企業が大学などの教育機関と連携して特定分野の人材を育成するための共同講座を設置・運営することを支援する目的で設けられました。Craifは尿などからマイクロRNAをはじめとする病気に関連したバイオマーカーを高精度で検出する技術を基盤として、がんの予防や早期発見につながる検査サービスを社会実装してきました。今回の補助金採択を受け、名古屋大学と連携して共同講座を設立しました。この講座では、Craifが培ってきた技術の社会実装に役立つ基礎的な知識を、自社社員だけではなく、学生やステークホルダーの方々に提供いたします。今後も日本の発展に貢献し、産業界のニーズに即した人材育成に尽力してまいります。
■講座概要
この講座は、デジタル技術とバイオサイエンスの融合によって新たな疾患の予防や早期発見の技術を社会実装するための知識を提供します。AI技術、デジタル、バイオ・生命科学の基礎となる知識や技術、最新の動向を深掘りする実践的な講義と実習を実施します。修了者は、得られた知見を活用して研究成果を産業界や社会に還元し、具体的な事業化を推進することを目指します。
■ 令和5年度 共同講座創造支援事業費補助金について
一般社団法人社会実装推進センター(JISSUI)が主催するこの補助金は、我が国の企業の持続的な成長やデジタル、グリーン等の急激な産業構造の変化に対応するために、高度な専門性を有する人材の育成が急務である背景から設立されました。本補助金は、企業等が大学や高等専門学校等の高等教育機関において、特定の分野に関連する高度人材を育成するため、共同講座を設置し運営する事業に要する費用に対して、当該費用の一部を補助する仕組みです。この取り組みを通じて、対象人材のリスキリングや、当該分野の学生の輩出を実現し、産業界のニーズに即した人材の育成の加速化を図ります。
【採択企業一覧はこちら】
https://jissui.or.jp/project/project015/
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、次世代がんリスク検査「マイシグナル®︎シリーズ」の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
URL:https://craif.com/