未知の世界を探求し、社会に貢献できる研究者を目指して
髙山 和也 Ph.D.R&D 分子生物学
津田 佳周 Keishu Tsuda
R&D デバイス開発
私は学生のころから「常に可能性を広げたい」という意識を持って、研究に取り組んでいます。大学院では機械工学を修了しましたが、微細加工や遺伝子というニッチなフィールドだったので「就職先ではより広い分野で応用できる力をつけよう」と、最初の就職先にはものづくりの基礎を学べるパナソニックを選びました。
パナソニックでは、業務用のガスヒートポンプエアコンの開発グループに配属。約2年半在籍したのですが、製品を無事リリースしてふと仕事に余裕ができた瞬間「もっといろいろなものを吸収したい」「速いスピードで成長したい」という気持ちが強まったんです。また、大企業だと自分にしかできないことが限られているため、自分にしかできない仕事をしたいという思いもありました。
プログラミングも身につけたので、モノづくりとコーディングを掛け合わせたキーワードで求人サイトを見ていて、Craifと出会いました。業務内容の欄に「微細加工」「遺伝子」の文字を発見し、研究に熱中した学生時代のワクワクを思い出したんです。自分の成長が会社の成長に直結する、ベンチャーならではのダイナミックさにも魅かれました。
誰もが知っている大企業から、ベンチャーへの転職。周りの人だけでなく、自分自身も不安でしたね。安心して転職するために、創業者・安井やCTO・市川の業績を調べました。安井の論文を読み込むと、実際に手を動かした人にしか書けない内容で、その圧倒的なファクトに、類似研究をしていた自分も納得させられたことが転職の決定打となりました。
Craifでの私の業務は、サンプル中に含まれる微量のmiRNAを高効率に分離・回収するデバイスの製造、品質管理、性能向上。ひとりがひとつのプロジェクトを担うベンチャーなので「会社を成長させるのも、それなりの成果で終わらせてしまうのも自分次第だ」という責任の重さは日々感じています。けれど、それこそが他社では体験できない面白さそのものです。
入社後、課題発見力とそれを最速で解決する能力が身につきました。真の課題を発見し、自分が取り組めるサイズにまで要素をモレ・重複なく分解する力です。それに優先順位をつけたら、あとはCraifの指針のひとつでもある「Deliver Fast」あるのみ。良いと考えたものはとにかく早く検証する、もし失敗してもすぐに次に移る――このスピード感は大企業では得られません。圧倒的なスピードで成長したい私にはピッタリの社風です。
Craifでは半年ごとに査定があり、5つのバリューをどれだけ体現できているかで評価されます。早いサイクルでの成果ベース評価なので、自分が取り組むべき課題も明確になりますね。また、大企業のような年功序列ではないので、モチベーションも維持できます。
直近の目標として、まずは開発中のプロダクトを世の中に出したいです。そしていつか研究者として、Ph.D取得を目指しています。こんな風に、生きている限り自分の可能性を広げ続けていくのでしょう。
私の趣味である筋トレは、筋肉を成長させるために一番辛いところからさらに辛いトレーニングを追加する「One More Lift」が重要と言われています。仕事も同じように考えると、苦しいとき、大事なときにもう一踏ん張り=One More Liftしたときに、自分も会社も大きく成長することができる、ということです。そしてOne More Liftができるということは、情熱を持って仕事ができているという証拠。強いモチベーションを持って、Craifに来てくれたらうれしいです。