生物学的年齢評価
miAge(マイエイジ)
尿中マイクロRNAで「身体の年齢」を可視化する技術
miAgeは、Craifがバイオ×AI技術で開発した、世界初の尿中マイクロRNAベースのエイジングクロックです。
誕生日から数える「実年齢」ではなく、あなたの身体が細胞レベルで実際にどれだけ老化しているかを示す「生物学的年齢」を、採尿だけで推定します。
採尿だけで「体の年齢」がわかる、世界初のエイジングクロック
老化は、がん・心血管疾患・糖尿病・認知症など、多くの疾患に共通するリスク因子です。生物学的年齢(体の細胞が分子レベルでどれだけ老化しているかを示す指標)を正確に把握することは、病気を未然に防ぐ予防医療に貢献します。
しかしこれまで生物学的年齢の測定には、血液採取が必要なDNAメチル化検査が主流でした。採血には医療機関への受診が欠かせないため、誰でも繰り返し手軽に使える指標としての普及には限界がありました。
Craifは、NANO IP®を活用した尿中マイクロRNA解析技術を老化研究に応用し、採尿のみで生物学的年齢を高精度に推定できるエイジングクロック「miAge」を世界で初めて開発しました。本研究成果は、老化・健康寿命分野の国際学術誌 npj Aging(2025年12月)に掲載されています。※
※ A urinary microRNA aging clock accurately predicts biological age. npj Aging. 2025 Dec. 12. 15.
ΔAge(デルタエイジ)

生物学的年齢40歳
ΔAge-10
実年齢より若い状態

生物学的年齢50歳
ΔAge0
実年齢と一致

生物学的年齢60歳
ΔAge+10
老化が加速している
実年齢は同じ「50歳」でも、体の中の老化度は人それぞれ
実年齢50歳
ΔAge(デルタエイジ)= 生物学的年齢 − 実年齢
6,331名のデータが生んだ、高精度バイオAI
第一世代のmiAgeは、6,000名を超える日本人成人の尿中マイクロRNAを機械学習で解析して開発されました。同種の研究としては世界最大規模のデータセットを使用しており、学習に用いていない独立した検証データでも一貫して高い再現性が確認されています。
独立検証での予測誤差は平均約3.2歳(年齢推定性能※1 約0.90)を達成。これは採血が必要なDNAメチル化クロック(年齢推定性能 約0.92)※2に迫る精度であり、かつ血液を使った既存のマイクロRNAクロック(年齢推定性能 約0.25〜0.54)※3を上回る結果です。尿中マイクロRNAが、血液と同等以上に生物学的年齢を反映できることを大規模データで初めて実証しました。
第二世代のmiAgeではさらに大規模なデータセットで学習することで精度が上昇し、疾患リスクの予測性能も格段に向上しています。
※1 年齢推定性能(R²)=実年齢との対応の強さを表す指標※2 Horvath S. Genome Biology. 2013;14(10):R115. Fig.2A※3 Huan T, et al. Aging Cell. 2018;17(1):e12687./Salignon J, et al. Aging (Albany NY). 2023;15(12):5240–5265.
miAge技術の開発プロセス
年齢・健康情報を伴う 大規模コホート

尿中マイクロRNA解析


miAge
バイオAI構築
生物学的年齢の評価
生物学的年齢40歳

生物学的年齢50歳

生物学的年齢60歳

老化研究・エイジテック・創薬評価への展開
生物学的年齢を非侵襲で継続的に測定できるmiAgeは、個人の予防医療から研究・産業応用まで、幅広い活用が期待されます。
特に、抗老化介入(食事・運動・サプリメント・医薬品など)の効果を客観的に評価する指標として、老化創薬の臨床評価や健康寿命延伸サービスへの実装を見据えた展開を推進しています。また、認知症・アルツハイマー病に関連するマイクロRNAが尿中から検出されることも確認されており、脳の老化を含む全身の老化シグナルを採尿で捉える研究も進行中です。
