2023.12.13
Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、九州電力グループ 情報通信会社 株式会社QTnet(所在地:福岡県福岡市、代表取締役 社長執行役員:小倉 良夫、以下、QTnet)が、従業員の健康促進を目的に情報・通信業界で初めて(*1)がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を福利厚生としてトライアル導入したことを発表いたします。
Craifは今後も、がん治療最適化に向けた新しい取り組みを広く届けることで、当社のミッションである“人々が天寿を全うする社会の実現”に挑戦してまいります。
◾︎導入の目的と主な活用方法
QTnetは、「人材が会社にとって大切な財産である」との認識のもと、従業員とその家族の健康づくり支援に積極的に取り組んでいます。その中で、従業員一人ひとりが健康に働くための福利厚生の取り組みの一環として、55歳以上の従業員の希望者に対して「マイシグナル・スキャン」のトライアル実施を2024年1月より開始いたします。
■「マイシグナル・スキャン」選定のポイント
・最大7種類のがんリスクをまとめて検査
がんは早期発見・治療が重要とされる中で、がん種によっては早期がんの検診手法が確立されていないものもあります。「マイシグナル・スキャン」は早期発見が難しいとされるすい臓がんなどのがん種を含む最大7種類のがん種のリスクを、個別に評価することができます。
・がん種ごとにリスクを評価でき、ネクストアクションが明確
対象となる7種類のうち、体のどの部位にがんのリスクがあるかがわかり、その後の具体的なネクストアクションも結果とともに明示されます。万が一 ”がんの疑いあり” となった場合も、受診すべき診療科が明確に示されるため、迷うことなく次の行動に移ることができます。
・尿だけで簡単に検査可能
がん検査を受けるネックとして「時間がない」「苦痛が伴う」といったことが挙げられますが、「マイシグナル・スキャン」は尿だけで検査ができるため、受検者の負担を減らすことができます。
■ 「マイシグナル・スキャン」について
「マイシグナル・スキャン」は、がんの発症や進行、転移に重要な役割を果たすマイクロRNAに着目したがんリスク検査です。本サービス最大の特長は“痛みがない”という点です。ご自宅または導入医療機関で採尿するだけで、負担なく気軽にがんのリスクチェックを行っていただけます。現在の対応がん種は大腸がん、肺がん、胃がん、乳がん、すい臓がん、食道がん、卵巣がんの7種です。詳細はWebサイト(https://misignal.jp/)をご覧ください。
■「マイシグナル・スキャン」の受検方法
「マイシグナル・スキャン」は、ご自宅で採尿するだけで体に負担なくがんのリスクチェックができるので、病院に行く時間がない方や、病院嫌いの方にも気軽に検査を受けていただくことができます。調べられるがんの種類は男性合計5種類、女性合計7種類。女性に最も多い「乳がん」(*2)や男性の死亡者数が最も多い「肺がん」(*2)、自覚症状がほとんどなく、早期発見が難しい「膵臓がん」、「卵巣がん」も調べることができます。
*1.がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を企業として導入
*2.国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP™(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifではNANO IP™を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設⽴:2018年5⽉
資本⾦:1億円(2023年3⽉20日現在)
事業:がん領域を中⼼とした疾患の早期発⾒や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
URL:https://craif.com/
【QTnet 会社概要】
社名:株式会社QTnet
代表取締役社長:小倉 良夫
設立:1987年7月1日
事業内容:電気通信事業〔BBIQ(光インターネット)、QTモバイル(スマートフォンサービス)、QTPRO(法人向け)〕、eスポーツ事業、広告事業など
本店:福岡県福岡市中央区天神1-12-20
URL:https://www.qtnet.co.jp/