2021.11.09
Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、11月1日(月)から11月10日(水)までバーチャル開催されている『ACR Convergence 2021』において、全身性エリテマトーデス(SLE)に関する研究成果を発表したことをお知らせいたします。Craifは、本研究成果により尿中miRNAを用いたSLEの個別化治療のためのリキッドバイオプシーの実用化を目指します。
■本研究の取り組みについて
Craifは、当社のマイクロ流体ナノワイヤデバイスを用いてSLE患者の尿中miRNAの解析を行う研究を実施しました。今回の発表では、①尿中miRNA解析により、SLE関連バイオマーカー候補を多数同定したこと②SLEの重症度と関連するバイオマーカーを同定したこと③機械学習により、miRNAの発現パターンからSLEと健常者を高い精度で区別できることを報告いたしました。
■『ACR Convergence 2021』概要
ACR Convergenceは、American College of Rheumatology(米国リウマチ学会)の年次総会で、リウマチ学に関するコラボレーション、集会、学習の場です。基礎科学、臨床科学、ビジネス教育、そして患者様のケアを向上させるための相互的なディスカッションを組み合わせた内容となっています。
今回開催される『ACR Convergence 2021』では、320名以上の臨床医、研究者、医療専門家による2,000件以上のアブストラクトや専門家のプレゼンテーションが予定されています。