NEWS

2021.11.25

Craif、東京海上日動あんしん生命保険が協業
がん保険の付帯サービスとして、尿中マイクロRNAからがんを早期発見する『miSignal™(マイシグナル)』を提供

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、東京海上日動あんしん生命保険株式会社(所在地:東京都千代田区、取締役社長:中里 克己、以下東京海上日動あんしん生命保険)と協業し、東京海上日動あんしん生命のがん保険にご加入されているお客様に、2022年2月2日(水)より尿中マイクロRNAからがんを早期発見するがんリスクスクリーニング検査サービス『miSignal™(マイシグナル)』を優待価格で提供し、がんの早期発見をサポートいたします。

■協業の背景・目的
 Craifは、名古屋大学発ベンチャー企業として、日本が誇る素材力とAI(人工知能)を組みあわせて医療に応用し、現在のがん診療が抱えるさまざまな課題解決に取り組んでいます。厚生労働省が実施している人口動態統計月報によると、国内の死因別死亡率は1981年以降、悪性新生物(がん)が第1位(令和2年統計において死因の27.6%を占める)であり、国民の生命と健康にとって大きな課題となっています。医療の進歩等により、がん患者の5年相対生存率は向上していますが、上記統計では臨床病期I期での5年相対生存率が90%を超えるのに対して、Ⅳ期の5年相対生存率は40%を割り込む状況にあります。

 Craifは、「尿中マイクロRNAから高精度にがんを早期発見する検査」の社会実装を目指しています。また、東京海上日動あんしん生命保険は、2007年から「お客様をがんからお守りする運動」を行っており、保険金等のお支払いにとどまらずお客様のお悩みに対する「総合的なソリューション」を提供しています。この度、東京海上日動あんしん生命保険は、2022年2月に軽度ながんの短期治療から重篤ながんの長期治療まで、治療費に合理的に備えることができる新たながん保険「あんしんがん治療保険」を発売します。この発売を契機に、たった数滴の尿で早期のがんリスクを高精度に検出する『miSignal™(マイシグナル)』を優待価格で提供することで、がんの早期発見を通じた社会貢献の取り組みを加速させてまいります。

■『miSignal™(マイシグナル)』について

プロダクトイメージ画像(2021年11月時点)

 『miSignal™(マイシグナル)』は、がんの発症や進行、転移に重要な役割を果たすマイクロRNA(以下miRNA)を尿から検出するPCR検査です。独自の技術により尿中の微量なmiRNAを効率よく捕捉し、早期のがんリスクも高い精度で検出します。本サービス最大の特長は“痛みがない”という点です。医療機関へ尿を提供するだけで、負担なく気軽にがんのリスクチェックを行っていただけます。なお、2022年2月に提供を開始する『miSignal™(マイシグナル)』の対象がん種は「卵巣がん」「肺がん」です。今後、研究開発の進捗とともに順次検査可能ながん種を増やしてまいります。詳細はWebサイト(https://misignal.jp/)をご覧ください。

■ 両社コメント
Craif株式会社 CEO 小野瀨 隆一からのコメント
 がんの治療費は治療期間等で大きく異なる一方、従来型がん保険の給付金額は一律の場合が多く、最新の治療実態との乖離が生じています。今般発表された新しいがん保険「あんしんがん治療保険」はそのような課題解決に立ち向かう新しい取り組みであり、Craifはがんを早期発見する尿検査サービス『miSignal™(マイシグナル)』の提供を通じて東京海上日動あんしん生命保険の挑戦に貢献したいと考えています。

東京海上日動あんしん生命保険株式会社からのコメント
 治療技術が向上し、早期発見できれば、がんは治る時代といわれています。がんの早期発見をサポートし、保障とあわせてお客様をお守りするため、がん保険にご加入されている方に、Craifのがんリスク検査『miSignal™(マイシグナル)』を優待価格で提供する付帯サービスを導入します。今後も、Craifと共にがんの早期発見サポートを支援してまいります。