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2022.05.25

Craif、がんリスク検査『miSignal™(マイシグナル)』
の更なる検査性能向上に向け、フォローアップ研究をスタート

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、自社が提供するがんスクリーニング検査miSignal™の更なる検査性能向上を目指すべく、フォローアップ研究を開始いたしました。

■ 研究概要
 2022年2月にリリースされたmiSignal™は、がんの新たなスクリーニング検査として研究開発1), 2) され、多数の施設で導入・利用いただいております。今後、より多くの方々に受診いただき、他の検査結果とあわせて総合的に判断することで、がんを発見する可能性をより高めることができると期待されています。 本研究では、miSignal™の受診者を対象としたフォローアップ研究を実施することで、リアルワールドにおけるmiSignal™の検査性能について推定すると共に、検査性能の更なる向上を図ります。

■ miSignal™(マイシグナル)について
 miSignal™(マイシグナル)は、がんの発症や進行、転移に重要な役割を果たすマイクロRNA(以下miRNA)に着目したがんスクリーニング検査です。独自の技術により尿中の微量なmiRNAを効率よく捕捉し、早期のがんリスクも高い性能で検出します。本サービス最大の特長は“痛みがない”という点です。医療機関へ尿を提供するだけで、負担なく気軽にがんのリスクチェックを行っていただけます。現在、提供が開始されているマイシグナルの対象がん種は「卵巣がん」です。今後、研究開発の進捗とともに順次検査可能ながん種を増やしてまいります。詳細はWebサイト(http://misignal.jp/)をご覧ください。

<参考文献>
1) Yasui, T. et al. (2017) Unveiling massive numbers of cancer-related urinary-microRNA candidates via nanowires. Sci Adv. (2017) 3: e1701133

2) Take, S. et al., (2021) Urinary MicroRNAs as Biomarkers for Early Detection of Ovarian Cancer. European Society for Medical Oncology (ESMO) congress.