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2021.10.25

Craifの尿がん検査の取り組みに関する記事がNatureオンライン版に掲載されました

 国際的な総合科学ジャーナルであるNatureオンライン版に弊社の特集記事「Advanced extraction of urinary microRNA for early cancer detection」が掲載されました。

 近年、がん細胞から放出されるエクソソームと呼ばれる膜結合型の細胞外小胞が、有望な初期がんバイオマーカーとして注目されています。エクソソームには、腫瘍を取り巻く微小環境の細胞の遺伝子発現を調節するマイクロRNAが含まれています。早期のがんでまだ腫瘍が小さい段階でも、がん細胞が他の細胞とコミュニケーションをとるために積極的にエクソソームを放出し、マイクロRNAを介して情報を伝達していると考えられます。エクソソームに含まれるマイクロRNAは、がん細胞が微小環境を調節して成長したり、免疫反応を回避したりする仕組みに寄与していることが近年の研究で明らかになっています。
 Craifは、尿中マイクロRNAの発現パターンに基づいて、がん患者と健常者を区別する新しいリキッドバイオプシーの開発に取り組んでいます。
 Craifは、2022年に最初の尿リキッドバイオプシー製品として、卵巣がんや肺がん領域において、がんリスクチェック検査サービスを発売する予定です。また、本技術を次世代のバイオマーカー解析サービスとして提供し、医療・ヘルスケア領域を中心にあらゆる企業・アカデミアとの協業を通じて、当社のビジョンである”人々が天寿を全うする社会の実現”を推進いたします。

掲載記事は、以下から参照できます。
URL:https://www.nature.com/articles/d42473-021-00334-w
※本記事はCraif株式会社がスポンサーとしてNature誌に出稿したものです。