安心してお互いに背中を預けられる組織に
水沼 未雅 Ph.D.COO
Sakura Eri Maezono, Ph.D.
R&D データサイエンス
私は筑波大学大学院の博士課程で、ふたつの異なる研究を行っていました。ひとつは睡眠医学の分野で、アルツハイマー病における睡眠障害についての研究です。これは、実際の患者さんで観察される神経病理を忠実に再現した、アルツハイマー病モデルマウスの睡眠構造と認知能力の特徴を明らかにするものでした。
もうひとつは計算腫瘍学研究室と共同で進めていたもので、トランスレーショナルリサーチにおける癌バイオマーカーとしての臨床利用の可能性を求めて行った研究です。10,000 以上のヒト組織サンプルの複数のゲノムレベルから得られた公開情報を用いて、30 以上の癌の種類とサブタイプにおける、様々な遺伝子シグネチャーを系統的に評価しました。
私がこの分野を専攻していた理由は、トランスレーションリサーチへの興味をもっていたからです。癌やアルツハイマー病のように、発見が遅れると治療法が見つからないことで知られる病気の進行を防ぐためには、複数の分野からのアプローチが必要であることは明らかでしたし、そこに可能性を感じていたからにほかなりません。
Craifでは、解析チームに所属しています。医療機関の協力者から受け取ったデータを管理し、それらを用いて研究者が実験計画を立てられ、アナリストが解釈でき、さらに会社が進捗状況を把握してパフォーマンスを最適化できるように、有用な情報に変換することを心がけています。
そもそも私がCraifを選んだのは、「健康を犠牲にすることなく⻑寿を実現する」という会社の掲げるミッションとビジョンが、私が最終的に実現したいことと⼀致していたからでした。働き始めて実感したことは、⾃分と会社全体の成⻑スピードが速いこと。入社前には見えなかった特徴ではありますが、これこそがCraifの⼀番の魅力だと感じています。
今後は、現在行っている仕事をさらに向上させ、最終的には⾃分のチームを率いていけるようになりたいです。仕事を通じてより多くの価値を提供し、会社に対してインパクトのある貢献ができることを証明しながら、キャリアを積み上げていきたい。そして “誰もが生涯健康でいられること”を実現するひとりになることを目指していきたいです。
実は正社員として入社するころに、産休に入る可能性があったのです。入社の面接時に率直に相談したところ、「何も心配することはない」と言ってもらえて、これは私にとって大きな安心材料となりました。
8 週間の産後休暇を取得した後、私が新生児と⼀緒に家にいられるようにフレックスタイムやリモートワークを提案してくれたり、一家で引っ越しをする際にも充分な時間を与えてくれたりと、Craifはとても配慮をしてくれました。子どもや⾃分の体調が悪いときにはメッセージを送るだけで休みを取ることができますし、何らかの理由で子どもたちを保育園に迎えに行くために早めに退社することになっても、リモートで仕事ができるので問題ありません。
このように、⾃分のキャリアを損なうことなく子どもたちの生活に立ち会うことができるので、私のような⺟親にとっても、Craif は働きやすい職場だと思います。